スキンケア初心者の20代の方は、「限られた予算の中でどのアイテムに優先的にお金をかけるべきか?」と悩むことが多いのではないでしょうか。
高価な美容液やクリームに興味はあっても、すべてをデパコスで揃えるのは難しいですよね。実は、スキンケアには お金をかける順番 という考え方があり、効果的なケアのためにどのアイテムに投資すべきか優先順位をつけることが大切です。
この記事では、20代の肌に合わせたスキンケアの優先度と、おすすめのアイテムを予算別に紹介します。スキンケア迷子になっている方はぜひ参考にしてください。
スキンケア お金をかける順番とは?
まず、「スキンケアにお金をかける順番」とは何でしょうか。簡単に言えば、限られた予算でどのスキンケア用品に優先的に投資するかということです。
すべてにお金をかけられれば理想的ですが、20代は学生や社会人になりたてで経済的な余裕が限られる場合も多いですよね。それでも、美肌を保つために重要なポイントを押さえておけば、無駄なく効率的にスキンケアできます。
なぜスキンケアに順番があるのか?

スキンケアの各ステップはそれぞれ役割が異なり、効果の出やすさも違います。例えば、いくら高価な美容液を使っても、肌が汚れていては浸透せず効果が半減してしまいます。
また、紫外線対策を怠れば、高いクリームで保湿してもシミや肌老化が進んでしまうでしょう。このようにあるステップが欠けると他のステップの効果を十分に得られないため、まずは「土台」となるケアにお金をかけ、その上で「+アルファ」のケアに投資するのが賢い方法です。
20代の肌の特徴と必要なケア
20代の肌は弾力や潤いが比較的豊富で、肌トラブルも少ない全盛期と言われます。しかし一方で、生活習慣やホルモンバランスの乱れでニキビができやすかったり、乾燥しやすい部分が出てきたりと、不安定さもあります。
まだ本格的なエイジングケア(年齢肌対策)が必要な年代ではありませんが、将来のための予防ケアを始める重要な時期です。具体的には、紫外線対策や保湿を怠らず、「将来シミやシワを作らない」「肌のバリア機能を健やかに保つ」ことが20代のスキンケアのテーマとなります。
優先順位の考え方
以上を踏まえ、20代のスキンケアでは次のような優先順位でお金を配分すると良いでしょう。第一に肌の土台作り(汚れを落とすことと紫外線から守ること)に投資し、第二に肌悩みに直接アプローチする美容液などに投資、最後にプラスアルファのケアは無理のない範囲で行います。
例えば、メイク落としや洗顔料で肌を清潔に保つことと、日焼け止めで紫外線ダメージを防ぐことは最優先事項です。その上で、美容液やクリームといった「与えるケア」で肌状態を底上げしましょう。
一方、化粧水やパックなど一時的な潤いを与えるアイテムは、予算に余裕があれば質の良いものを使えばいいですが、優先度はやや低めです。こうした順番を意識するだけで、限られた予算内でも効果的なスキンケアが可能になります。
お金をかけるべきスキンケアアイテム
では具体的に、どのスキンケアアイテムにお金をかけるべきかを見ていきましょう。基本的なスキンケアの流れは、「クレンジング(メイク落とし)→洗顔→化粧水→美容液→乳液・クリーム→日焼け止め(朝)」です。この中で特に重要度が高いもの、つまり予算を割いてでも質の良いものを使いたいアイテムと、逆に低価格でも代用しやすいアイテムがあります。
クレンジング・洗顔(汚れを落とす)

スキンケアの第一ステップであるクレンジングと洗顔は、肌の汚れをきちんと落として次のステップの効果を引き出す土台作りとなります。ここにはできるだけお金をかけて、自分の肌に合った良質なものを選びましょう。
メイク残りや皮脂汚れが肌に残っていると、毛穴の黒ずみやニキビの原因になるだけでなく、後から使う化粧水や美容液の浸透も悪くなります。20代は皮脂分泌が活発な時期でもあるので、洗浄力と肌への優しさのバランスがとれた洗顔料が理想的です。
例えば、メイク落としにはファンケルの「マイルドクレンジングオイル」がおすすめです(120mL:約¥1,700)。無添加処方で肌に優しいのにウォータープルーフのメイクや毛穴の角栓までしっかり落とせると大人気のクレンジングオイルです。実際にAmazonの口コミでも「洗浄力が高いのに洗い上がりがつっぱらない」と評判で、5,000件以上のレビューで★4.5という高評価を得ています。
洗顔料には泡立ちが良く低刺激なキュレルの「潤浸保湿泡洗顔料」(150mL:約¥1,200)などが20代には使いやすいでしょう。敏感肌向けブランドの洗顔料で、不要な皮脂だけを落として潤いは守る処方になっており、「洗顔後の肌がつっぱらない」と口コミで好評です。
美容液(肌悩みに直接アプローチ)
肌を清潔に整えたら、次に美容液の出番です。美容液は有効成分が凝縮されたアイテムで、美白やニキビケア、ハリ不足など気になる肌悩みに直接働きかけてくれます。
20代は将来のための予防ケアが中心ですが、それでも「毛穴の開きが気になる」「ニキビ跡を薄くしたい」「なんとなく肌がくすんで見える」など個々の悩みがありますよね。美容液こそ、自分の悩みに合ったものを奮発してでも良いものを使う価値のあるアイテムです。
有名な美容家のMEGUMIさんも「20代が一番お金をかけるとしたら美容液」と語っているほどで、目的に合った美容液を使うことで肌の調子がぐっと変わることがあります。例えば、ロート製薬の「メラノCC 薬用しみ集中対策プレミアム美容液」(20mL:約¥1,600)はビタミンC誘導体がたっぷり入った美容液で、ニキビ跡やシミ予防に人気です。1日4〜5滴でOKでコスパも良く、「ニキビによる赤みが落ち着いた」「べたつかずサラッとした使い心地で毎日使いやすい」といった口コミが寄せられています。
また、もう少し予算に余裕があるなら資生堂の「アルティミューン™ パワライジングコンセントレート」(30mL:約¥8,000)などデパコスの美容液も候補になります。こちらは肌の免疫力に着目した美容液で、使い続けることで肌荒れしにくくなりキメが整うと評判です。高価ですが、「さすがデパコス、肌の調子が安定する」と20代のご褒美コスメとして支持されています。美容液は値段と効果が比例しやすいアイテムなので、予算の範囲でできるだけ良質なものを取り入れてみましょう。
クリーム(潤いを閉じ込める)
スキンケアの仕上げに使う乳液やフェイスクリームも、できれば良いものを使いたいアイテムです。特に夜のスキンケアではクリームが潤いと美容成分を肌に閉じ込め、寝ている間に肌を乾燥から守るフタの役割をします。
20代は皮脂も出やすいのでクリームはベタつくから要らないと思いがちですが、エアコン環境や季節によっては肌が乾燥してインナードライ(内側が乾いた状態)になっていることもあります。油分と水分のバランスを整えるためにも、自分の肌質に合ったクリームは1つ持っておくと安心です。
例えば花王キュレルの「潤浸保湿フェイスクリーム」(40g:約¥2,300)はセラミド機能成分配合で肌のバリア機能を助けてくれるクリームです。こっくりした質感ですが伸びが良くベタつかないので全年齢に使いやすく、「無香料で刺激がなく、しっかり潤うのにテカらない」と口コミでも高評価です。ニキビができやすい人でも使える低刺激処方なので、20代のスキンケア初心者が最初に選ぶ保湿クリームとしても失敗が少ないでしょう。
もう少しリッチな使用感が欲しい方にはクリニークの「モイスチャー サージ 72 ハイドレーター」(50mL:約¥6,000)もおすすめです。ジェル状のクリームでみずみずしく肌になじみ、72時間潤いが続くという保湿力の高さが売りです。「朝塗ると一日中肌が乾かない」「化粧ノリが良くなる」といった声があり、価格に見合う満足感が得られるでしょう。
日焼け止めはマスト!

最後に強調したいのが、日焼け止め(UVケア)はマストだということです。どんなに高価なスキンケアを使っても、日中の紫外線対策を怠ればシミ・そばかす、肌老化の原因を防げません
。20代のうちから習慣にしたいのが毎朝のUVケアです。日焼け止めはスキンケアの一部と考え、必ず予算に入れてください。「日焼け止めは何を使っても同じ?」と思う方もいるかもしれませんが、使い心地が良いものを選べば毎日続けやすくなります。
幸い、日焼け止めはプチプラでも優秀なものが多いので、高価なデパコスでなくても構いません。大切なのはSPF/PA値の高いものを適切な量できちんと塗ることです。おすすめは花王ビオレの「UV アクアリッチ ウォータリーエッセンス」(50g:約¥800)です。SPF50+・PA++++と最高レベルのUVカット効果がありながら、ウォータリーエッセンスという名の通り水のように軽い付け心地が特徴です。
白浮きせずさらっとなじむので化粧下地にも使いやすく、「日焼け止め特有の重さがなくて塗り直ししやすい!」と20代を中心にヒットしています。AmazonでもビオレUVシリーズは日焼け止め部門で常に上位にランクインする人気商品で、「コスパ最高で夏はこればかり使っている」という口コミが多数あります。
もし敏感肌で刺激が気になる場合はラロッシュポゼの「UVイデア XL プロテクショントーンアップ」(30mL:約¥3,400)のような低刺激タイプも検討してみてください。いずれにせよ、自分が毎日快適に使える日焼け止めを見つけて365日欠かさず塗ることが、美肌への近道です。日焼け止めだけはケチらずたっぷり使うようにしましょう。
逆にお金をかけなくてもよいアイテムとは?
ここまで、スキンケアの中でお金をかけるべきアイテムを見てきましたが、逆にプチプラで十分なものや、頑張ってお金をかけなくてもよいアイテムもあります。メリハリをつけて節約できるところは上手に節約しましょう。
プチプラでも優秀なアイテム

代表的なのは化粧水とシートマスクです。化粧水は肌に水分を与えるアイテムですが、その潤い効果は一時的で、その後に使う美容液やクリームで蓋をしないと蒸発してしまいます。
極端に言えば、化粧水自体に高級な成分を入れても肌にとどまる時間は短く、コスパが悪いこともあります。そのため、化粧水は手頃な価格帯でも質の良いものを選べば十分に役割を果たしてくれます。例えば、ナチュリエの「ハトムギ化粧水」(500mL:約¥700)は大容量・低価格ながらロングセラーの人気化粧水です。
保湿成分はシンプルですが刺激が少なく、バシャバシャと惜しみなく使えるのが魅力です。口コミでも「安いからコットンパックにたっぷり使えて肌がもっちりする」と評判で、まさにプチプラ優秀アイテムです。同様に無印良品の「化粧水・敏感肌用 高保湿タイプ」(400mL:約¥990)なども、余計な香料や着色料を含まず低刺激で、価格以上のしっとり感が得られると人気です。
シートマスクについても、毎日高価なものを使う必要はありません。ルルルンや我的美麗日記(私のきれい日記)といったプチプラのシートマスクでも、週に数回のスペシャルケアとして取り入れれば十分効果を感じられます。「高価なパックは特別な日の前夜だけ、普段は安いマスクで保湿」というように使い分けている20代も多いです。
また、導入美容液(ブースター)や美容オイル、アイクリームなども、必ずしも全員が必要なアイテムではないため、予算に余裕がないうちは無理に揃えなくてもOKです。
例えば「洗顔後すぐに導入液をつけるとその後の化粧水の浸透が良くなる」と言われますが、これは必須ではなく、なくても大きな問題はありません。同様に、アイクリームも20代で目元にシワやくまの深刻な悩みが無ければ、普段の保湿で代用できます。高価なスペシャルケア用品はあれば尚良い程度に考え、まずは基本のケアに集中しましょう。
過剰なケアは逆効果になる?
「良かれと思って色々なアイテムを重ねていたら、逆に肌が荒れてしまった…」という経験はありませんか?実は、スキンケアはやりすぎても逆効果になる場合があります。
例えば、ピーリングやスクラブなどの角質ケアを毎日のように行うと、本来肌を守る角質層を削りすぎてしまい、かえって乾燥やニキビが増えることがあります。また、保湿を念入りにしようとあれもこれも重ねすぎると、余分な油分が毛穴を詰まらせて吹き出物の原因になることも。20代の肌は新陳代謝が活発で、本来シンプルなお手入れでも十分健康さを保てる力があります。
それを信じて、シンプルケア+不足部分を補う最小限のアイテムにとどめる方が肌の調子が良いことも多いのです。高価なアイテムをたくさん揃えるよりも、自分の肌が本当に必要としているケアは何か見極めることが大切です。「もしかして使いすぎかも?」と思ったら一度基本のケアに立ち返ってみましょう。
朝晩の洗顔と保湿、UVケアだけでも丁寧に続ければ肌はしっかり応えてくれます。過剰なスキンケアに頼らず、肌本来の力を育てるようなイメージでケアしてみてください。
20代の肌悩み別おすすめアイテム
同じ20代でも、人それぞれ異なる肌悩みを抱えているものです。ここでは代表的な悩みである「ニキビ・毛穴・乾燥・くすみ」に焦点をあて、それぞれに適したスキンケアアイテムを紹介します。いずれもAmazonなどで購入でき、口コミでも評判の良いものをピックアップしました。
ニキビ・肌荒れ対策

10代の思春期ニキビとは異なり、20代になると大人ニキビや肌荒れがポツポツと出ることがあります。そんな時に頼りになるのが、先ほども紹介したロート製薬の「メラノCC 薬用しみ集中対策美容液」です。
ビタミンC誘導体と抗炎症成分配合で、ニキビを防ぎつつニキビ跡の色素沈着ケアも期待できます。「使い続けたらニキビ跡が目立たなくなってきた」という声もあり、プチプラながら20代のニキビケア美容液として不動の人気です。加えて、洗顔後に使うふき取り化粧水として小林製薬の「オードムーゲ 薬用ローション」(160mL:約¥1,100)もおすすめです。
殺菌・抗炎症成分配合の医薬部外品で、コットンに染み込ませて顔をやさしく拭くことで肌を清潔に保ちニキビを予防します。アルコールが入っているので肌質によりますが、「オードムーゲを使い始めてから繰り返しニキビができにくくなった」という口コミもあり、昔から愛されている定番アイテムです。ニキビが気になるときは、低刺激&抗炎症をキーワードにアイテムを選ぶと良いでしょう。
毛穴の黒ずみ・開き対策
毛穴の黒ずみや開きは、皮脂や古い角質がたまることが原因です。20代は皮脂量が多い分、毛穴トラブルも起きやすい傾向にあります。毛穴対策には定期的な角質ケアがおすすめです。
人気なのはカネボウの「suisai(スイサイ)ビューティクリア パウダーウォッシュ」(0.4g×32個:約¥1,800)です。1回分ずつ個包装になった酵素洗顔パウダーで、水に溶かして泡立てて使うとタンパク汚れや皮脂を分解してスッキリ洗い上げてくれます。「毛穴の黒ずみが徐々に目立たなくなった」「小鼻がつるつるになる」と評価が高く、@コスメのベストコスメを受賞した実績もあります。
ただし酵素洗顔は洗浄力が高いので、週に1~2回程度のスペシャルケアとして使いましょう。あとはクレイ(泥)パックも毛穴ケアに効果的です。例えばキールズの「レアアース マスク」(125mL:約¥4,000)はアマゾンの毛穴ケアランキングでも上位のクレイマスクです。
皮脂を吸着するホワイトクレイ配合で、洗い流した後はワントーン明るい肌になります。「毛穴の汚れがごっそり取れてさっぱりする」と毛穴詰まりに悩む方から支持されています。プチプラなら毛穴撫子(けあななでしこ)の「お米のマスク」(10枚入り:約¥700)もおすすめです。
ライスセラム(米由来成分)配合で毛穴をキュッと引き締め、もっちりした肌に導くシートマスクで、「使った翌朝は化粧ノリが違う!」と話題になりました。毛穴悩みには、こうした酵素洗顔やクレイ・パックを上手に取り入れてケアしてみてください。
乾燥肌・敏感肌対策

20代でも乾燥肌や部分的な乾燥に悩む人は少なくありません。とくに季節の変わり目や冬場は、肌がカサついたり粉をふいたりすることも。乾燥対策にはセラミドやヒアルロン酸など保湿成分がしっかり入ったスキンケアを選ぶのがポイントです。
先述のキュレル「潤浸保湿フェイスクリーム」はまさに乾燥肌の強い味方ですが、その他にも第一三共ヘルスケアの「ミノン アミノモイスト モイストチャージミルク」(100g:約¥2,000)もおすすめです。ミノンは敏感肌・乾燥肌向けブランドで、この乳液はアミノ酸系の保湿成分がたっぷり入っており、肌にスーッとなじんで内部まで潤う感じがすると評判です。
「乾燥で粉がふいていた頬がしっとり落ち着いた」「低刺激なのでゆらぎ肌でもしみない」との口コミがあり、季節問わず使いやすいアイテムです。さらに、乾燥がひどい部分にはワセリンやニベアクリーム(青缶)などプチプラの保湿剤を重ね付けするのも効果的です。ニベアのクリームは数百円と安価ですが「高級クリームに劣らない保湿力がある」として一時期話題になりました。
ただし油分が多くベタつきやすいので、目元や口元など乾燥しやすいパーツに夜だけ薄く塗るといった使い方がおすすめです。乾燥や敏感を感じたら、刺激の少ない低価格帯のものでも良いので、とにかく保湿を丁寧にすることが大切です。化粧水を何度か重ね付けしたり、加湿器でお部屋の湿度を上げたりといった工夫も取り入れてみましょう。
くすみ・肌の透明感対策
「なんとなく肌がどんよりして元気がない」「昔に比べて肌の明るさが減った気がする」というのがくすみの悩みです。20代で大きなシミはなくても、くすみがあると疲れた印象に見えてしまいます。
くすみの原因は血行不良や古い角質の蓄積、乾燥など様々ですが、スキンケアでできる対策としては定期的な角質オフと美白ケアがポイントになります。角質ケアには先ほど毛穴対策でも触れた酵素洗顔やスクラブが有効ですが、刺激が不安な方にはマイルドなピーリングジェルがおすすめです。
例えばCure(キュア)の「ナチュラルアクアジェル」(250g:約¥2,500)は、日本のみならず世界中で愛用者の多いロングセラーのピーリングジェルです。洗顔後にジェルを肌に伸ばしてくるくるとマッサージすると、ポロポロと不要な角質が取れて肌がつるんとします。
塩素系の強いピーリング成分は使っておらず水ベースで低刺激なので、敏感肌でも使えると口コミでも評価されています。「くすみが取れてワントーン明るくなった」「化粧水の浸透が良くなる」といった声が多数あり、週1~2回のケアに取り入れると効果的です。美白ケアとしては、ビタミンC配合の美容液(メラノCCなど)やトラネキサム酸配合の美容液が役立ちます。
例えばTRANSINO(トランシーノ)の「薬用ホワイトニングエッセンスEX」(医薬部外品、50g:約¥4,500)は、美白有効成分トラネキサム酸がメラニンの生成を抑えてシミ・そばかすを防ぐ美容液です。乾燥によるくすみもケアする保湿成分も入っており、「継続して使ったら肌のトーンが明るくなった気がする」と20代からも支持されています。
くすみ対策は即効性が見えにくいですが、角質オフ+美白美容液+保湿の組み合わせでケアを続けると徐々に肌の透明感がアップしてくるでしょう。
予算別スキンケアプラン
最後に、予算別に考えるスキンケアプランの例を紹介します。「スキンケアに毎月いくらまでかけられるか」は人それぞれですが、ここでは目安として①1,000~5,000円程度、②5,000~10,000円程度、③10,000円以上の3パターンで、20代向けのスキンケア一式を揃えるモデルプランを提案します。ご自身の予算感に近いプランを参考にしてみてください。(※価格は概算です。購入時期や店舗によって変動します)
予算1,000~5,000円の場合

最低限のアイテムをプチプラで揃えるプランです。クレンジング・洗顔料・化粧水・クリーム・日焼け止めの基本5点に絞り、全てドラッグストアで買えるプチプラ優秀コスメでまとめます。例えば以下のような組み合わせが考えられます。
- クレンジング兼洗顔:「ビオレ メイクも落とせる洗顔料 うるうる密着泡」 (160mL:約¥700)
※泡タイプでメイク落としと洗顔が1本で済む時短アイテム。W洗顔不要でコスパ◎。 - 化粧水:「ハトムギ化粧水(ナチュリエ)」 (500mL:約¥700)
※大容量で惜しみなく使える定番化粧水。さっぱり系で肌荒れしにくい。 - 美容液:(予算が厳しければ省略可)「ちふれ 美容液 ノンアルコールタイプ」 (45mL:約¥800)
※保湿成分中心のシンプルな美容液。肌の乾燥が気になるときにプラス。無香料・無着色。 - クリーム:「ニベアクリーム(青缶)」 (56g:約¥500)
※プチプラ保湿クリームの王道。少量でしっかり潤いを閉じ込める。夜のケアに。 - 日焼け止め:「スキンアクア トーンアップUVエッセンス」 (80g:約¥800)
※紫外線カットしながらラベンダーカラーで肌をトーンアップ。コスパが良くデイリー使い向き。
このセットで合計約¥3,500前後と非常にお手頃です。ポイントは、オールインワンタイプやW洗顔不要タイプを活用してアイテム数を絞っていること。例えばビオレの泡洗顔はクレンジングと洗顔を兼ねるため1本ですみますし、ニベアのクリームは顔だけでなく体にも使える万能選手です。
美容液はなくても構いませんが、ちふれの美容液はワンコインで買えるので余裕があれば追加してもよいでしょう。このように5,000円以下の予算でも、工夫次第で一通りのスキンケアを揃えることができます。「まずは安くて評判の良いもので試してみて、自分の肌に合うか確認する」というステップとしてこのプランは最適です。
プチプラでも継続すれば効果は実感できるので、シンプルケアを習慣化することを目標にしましょう。
予算5,000~10,000円の場合
標準的なアイテムを揃えつつ、ポイントで中価格帯のコスメを取り入れるプランです。先ほどのプチプラセットよりも予算がある分、クレンジングや美容液などでワンランク上のアイテムを組み込みます。具体例としては以下のような内容です。
- クレンジング:「ファンケル マイルドクレンジングオイル」 (120mL:約¥1,700)
※定番人気の無添加クレンジング。濃いメイクもするっと落ち、肌に優しい。 - 洗顔料:「キュレル 泡洗顔料」 (150mL:約¥1,200)
※敏感肌対応の泡タイプ洗顔。皮脂を落としすぎず潤いを守る。 - 化粧水:「無印良品 化粧水・敏感肌用 高保湿タイプ」 (400mL:約¥990)
※低刺激でしっとり系の化粧水。価格も手頃で毎日たっぷり使える。 - 美容液:「メラノCC 薬用しみ対策 美容液」 (20mL:約¥1,000)
※ビタミンC配合の美容液。ニキビ跡やくすみケアに。プチプラだが効果実感の声多数。 - クリーム:「キュレル 潤浸保湿フェイスクリーム」 (40g:約¥2,300)
※セラミドケアのできる保湿クリーム。べたつかず一年中使いやすい。 - 日焼け止め:「アリィー ニュアンスチェンジUV ジェルWT」 (90g:約¥1,500)
※高SPFのジェル日焼け止め。トーンアップ効果で肌をきれいに見せる。ウォータープルーフ。
このセットで合計およそ¥8,500前後となります。クレンジングにファンケルを採用するなど、肌への優しさや使用感を重視したアイテムを選んでいるのが特徴です。
美容液もプチプラながら効果の高いメラノCCを入れて、20代に多いニキビ跡・くすみ対策をプラスしました。また日焼け止めも、予算に少し余裕があるので化粧下地効果のあるものを選んでいます。ALLIE(アリィー)のジェルUVはほんのり肌色が補正されるタイプで、ファンデーションのノリが良くなると評判です。
予算5,000~10,000円なら、このようにプチプラとミドルクラスを組み合わせて質を上げることが可能です。特にクレンジングやクリームなど肌に残る時間が長かったり、負担になりやすいものは少し良いものに変えると肌状態が安定しやすくなります。このプランは「そろそろプチプラだけでは物足りない」「ワンランク上のケアを始めたい」という20代中盤の方にぴったりです。
予算10,000円以上の場合
デパコス(デパートコスメ)や高機能コスメも視野に入れ、トータルで揃えるプランです。予算が潤沢にある場合は、基本アイテムに加えてスペシャルケアや有名ブランドのコスメを取り入れることもできます。
ただし高額なアイテムを闇雲に買うのではなく、これまで述べてきた優先順位に沿って選ぶのがおすすめです。以下はデパコスを交えた例です。
- クレンジング:「シュウウエムラ ブランクロマ ライト&ポリッシュ クレンジングオイル」 (150mL:約¥4,500)
※シュウウエムラはクレンジングオイルのパイオニア。こちらはくすみクリア成分配合で透明感もアップ。さすがの洗浄力と使用感。 - 洗顔料:「コスパ重視でプチプラ継続(キュレル泡洗顔料 等)」 (~¥1,500)
※高級クレンジングを使うなら洗顔は無理に高いものにしなくてもOK。低刺激で信頼できるプチプラを続投。 - 化粧水:「アルビオン スキンコンディショナー エッセンシャル」 (330mL:約¥5,500)
※通称「スキコン」。薬用化粧水の名品で、ハトムギエキス配合。肌荒れを防ぎ透明感を引き出すと人気。高価だが大容量でコスパは悪くない。 - 美容液:「資生堂 アルティミューン™ パワライジングコンセントレート」 (50mL:約¥12,000)
※資生堂を代表する美容液。肌の防御力を高めて健やかでハリのある肌へ導く。滑らかなテクスチャーで浸透が早く、「手放せない一品」との声も。 - クリーム:「ランコム レネルジー M メモリーシェイプ ナイトクリーム」 (50mL:約¥15,000)
※ハリ不足が気になり始めた肌に。20代後半~30代向けのエイジングケアクリーム。コラーゲン研究に基づき弾力ケア。リッチな使い心地で翌朝の肌が柔らかく。 - 日焼け止め:「ランコム UV エクスペール トーンアップローズ」 (30mL:約¥6,000)
※ピンクの色味で肌を明るく見せる日焼け止め下地。SPF50+で都市部の紫外線や大気汚染からも肌を守る高機能。化粧下地としても優秀。
フルラインで揃えると合計¥40,000近くになる豪華な内容です。このように予算が十分にあれば、憧れのデパコスを取り入れてスキンケアタイムを贅沢に楽しむこともできます。
ただし、必ずしも全てを高級品にする必要はありません。例えば上記例でも洗顔料は引き続きプチプラで十分としていますし、化粧水と美容液はデパコスだけどクリームは中価格帯にする、というようにメリハリ消費をするのも賢い方法です。
また、高額なスキンケア用品は効果を急がずじっくり使い続けて様子を見ることが大切です。せっかく奮発しても短期間で次々と変えていては肌も戸惑ってしまいます。お気に入りのブランドでライン使いしてみるのも良いですが、自分の肌状態を観察しながら必要なものを見極めていきましょう。予算に余裕がある分、皮膚科でのケアや美容医療(ケミカルピーリングや光治療など)に投資するのも20代では有効です。将来の肌への先行投資として、プロの手を借りることも選択肢に入れてみてください。
以上、20代のスキンケアにおける「お金をかける順番」について、優先度の高いアイテムから予算別プランまで詳しく解説しました。まとめると、20代ではまず「落とすケア」と「守るケア」にしっかりお金と手間をかけ、次に「与えるケア」である美容液やクリームに投資するのが基本方針です。一方、化粧水などは安価でも良いものを上手に使い、過剰なケアは避けて肌の負担を減らしましょう。
スキンケアは高価なものを使えば即座に劇的な効果が出るものではありません。大切なのは、自分の肌に合ったアイテムで適切なケアをコツコツと続けることです。
20代の肌はしっかり応えてくれるので、毎日の積み重ねが数か月後、数年後の美肌につながります。ぜひ今回の記事を参考に、賢くお金を使ったスキンケア計画を立ててみてください。あなたの肌が健やかに美しく輝くことを応援しています。