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先行乳液のデメリットとは?メリットや注意点・おすすめ商品も徹底解説

スキンケアの手順にはさまざまな流派がありますが、中でも近年注目されているのが「乳液先行型」のお手入れです。

洗顔後すぐ乳液を使うことで肌がふっくら潤うと話題ですが、一方で「先行乳液は意味ないのでは?」「逆効果では?」といった声も耳にします。

本記事では、先行乳液のメリット・デメリットを詳しく解説し、どんな人に向いているのか、注意点は何かを探ってみます。また、実際にAmazonで購入できる人気の先行乳液の口コミ評価もご紹介するので、先行乳液選びの参考にしてください。

この記事のポイント
  • 先行乳液の基本的な特徴と役割
  • 先行乳液のメリットとデメリット
  • 先行乳液が向いている肌質と向いていない肌質
  • おすすめの先行乳液とその選び方
目次

先行乳液とは?メリットとデメリットを基本から解説

洗顔後に乳液から始めるスキンケア

洗顔後に乳液から始めるスキンケア

先行乳液(ブースター乳液)とは、その名の通り洗顔後すぐに乳液をつけるスキンケア方法です。通常、スキンケアでは化粧水の後に乳液を使います。

古くからの定番は「洗顔後にまず化粧水で水分を与え、その後に乳液やクリームの油分でフタをする」という流れでした。しかし先行乳液では、洗顔後の肌に最初に乳液(油分を含む保湿液)をなじませます。代表的な例として、アルビオンというブランドが提唱する「乳液先行型」のスキンケアが知られています。

先行乳液を使う目的は、肌を柔らかくして後から使う化粧水の浸透を高めることにあります。乳液に含まれる油分で洗顔後の肌をほぐし、水分が入りやすい状態に整えるのです。特に乾燥肌の方は皮脂と水分が不足して肌が硬くなりがちなため、先に乳液で油分を補うことで後からの化粧水がぐんぐん浸透しやすくなると言われています。

なお、多くの先行乳液はコットンに適量をとり、洗顔直後の肌にやさしくなじませて使います。その後で普段通り化粧水や美容液、クリームへと進みます。洗顔直後に乳液をつけるだけで、特別な手順はありません。

浸透力アップがメリットだがデメリットもある

先行乳液の一番のメリットは、前述したように化粧水など後に使うアイテムの浸透力が高まることです。肌がふっくら柔らかくなり、いつもの化粧水でもより角質層まで行き渡りやすくなるとされています。

一方で、「乳液を先につけて本当に大丈夫なの?」と疑問に思う声もあります。実際には先に乳液をつけても化粧水は普段通り肌になじみ、仕上がりは普段よりふっくらしたとの声もあります。

とはいえ、先行乳液にはすべての人に万能というわけではなく、肌質や使い方によってはデメリット(欠点)も存在します。この後の章で詳しく解説していきますね。

先行乳液のデメリット:肌質別の影響やコストにも注意

脂性肌には油分過多によるトラブルの恐れ

脂性肌には油分過多によるトラブルの恐れ

先行乳液は乾燥肌には効果的と言われますが、皮脂が多い脂性肌(オイリー肌)の場合は注意が必要です。乳液をつけすぎたり、油分の多い乳液を使いすぎると、毛穴詰まりを引き起こしてニキビの原因となりかねません。

特に脂性肌の方が先行乳液で油分をたくさん与えてしまうと、肌が油分過多になってしまい、かえって肌トラブル(ベタつきや吹き出物)が生じやすくなる可能性があります。

もともと皮脂分泌が活発な肌質では、洗顔後はまずさっぱり系の化粧水で水分を補給し、その後の乳液やクリームは控えめにするほうが適切なケースもあります。先行乳液を使うとしても、脂性肌の方は油分が少なめで軽いテクスチャーの乳液を選ぶなど工夫が必要でしょう。

敏感肌には刺激になる場合も

肌がデリケートな敏感肌の方にとって、先行乳液は刺激が強すぎる場合があります。先行乳液には浸透力を高めるための成分(界面活性剤など)が含まれることが多く、これが肌のバリア機能を弱めてしまう懸念があります。

また、敏感肌の状態では本来あまり浸透させないほうがいい美容成分を無理に肌に入れ込もうとすると、それ自体が刺激になってしまうことも考えられます。肌が不安定なときにあれこれ塗り込むのは逆効果になりかねないのです。

さらに、先行乳液はコットンでつけることが推奨されるケースが多いですが、コットン摩擦による物理的なダメージも敏感肌には負担です。やさしくつけるよう注意しても、繊維の刺激で赤みが出てしまう敏感肌さんには先行乳液は向かないかもしれません。

余分な手間とコストがかかる

先行乳液を取り入れると、その分スキンケアの手順やアイテム数が増えるため、時間とコストがかかる点もデメリットです。

通常であれば化粧水→乳液の2ステップで済むところが、先行乳液を加えると「乳液→化粧水→(美容液)→乳液(またはクリーム)」と工程が増えてしまいます。

アイテムが増える分、スキンケアにかかる費用も嵩みがちです。忙しくてできるだけ時短でお手入れしたい方や、シンプルケア派の方には、先行乳液の追加はかえって負担に感じるでしょう。

その他のデメリット:香りや使用感の好み

先行乳液には商品ごとに特徴的な成分や香りがあります。デパコス系の先行乳液は華やかな香りをつけているものも多く、人によっては香りが強すぎると感じることがあります。

また、乳液のテクスチャーも商品によりさまざまで、しっとりタイプだとかえって重く感じたり、逆にさっぱりしすぎて保湿力が物足りないと感じるケースもあります。

高価な先行乳液の場合、「使ってみたものの即効性は感じられない」「思ったほどの美肌効果が実感できない」といった声もあり、価格に見合うかどうかは人それぞれです。

先行乳液が合わないケースや使用時の注意点

先行乳液が向いていないのはどんな人?

先行乳液が向いていないのはどんな人?

上述したように、脂性肌や敏感肌の方は先行乳液のメリットよりデメリットが上回る場合があります。先行乳液の良さをデメリットなく享受できるのは、肌が丈夫でトラブルの少ない方だと言えるでしょう。

とくに肌が敏感な方や、慢性的に乾燥やヒリつきなどの不調がある方は、無理に先行乳液を取り入れないほうが無難です。もし先行乳液を使っていて常に肌の乾燥やつっぱり感、刺激感を感じるのであれば、一度そのスキンケア方法を見直すことをおすすめします。

先行乳液を使うときのポイント

先行乳液を使用する際には、なるべく肌に負担をかけない付け方を心がけましょう。コットンを使う場合は、ゴシゴシこすらずに優しくすべらせるようになじませます。コットンの繊維刺激が気になる方は清潔な手でつけても構いません。

乳液の使用量も各製品の推奨量を守ることが大切です。たくさんつければ良いというものではなく、量が多すぎると油分過多でかえって逆効果になり得ます。適量を守り、肌に優しく均一になじませることで、本来の効果を発揮しやすくなります。

無理に取り入れなくても大丈夫

先行乳液はあくまでスキンケアのオプションの一つです。絶対に使わなければいけないものではなく、肌に合わないと感じる場合は無理に継続する必要はありません。基本的な化粧水→乳液のケアでも十分に効果を得られる場合も多いです。

「先行乳液をやめたら肌の調子が良くなった」「乳液なしで化粧水とクリームだけにしたらニキビが減った」など、人によって合うケアは異なります。自分の肌状態を優先し、必要と思えば取り入れ、合わないと感じたら引き算する柔軟さも大切です。

なお、普段は先行乳液を使っていても、季節や体調で肌が敏感に傾いているときはお休みしてみるのも手です。そのためにプチプラでシンプルな化粧水と乳液をサブで用意しておくのも良いでしょう。肌調子に合わせてスキンケアを調整することで、トラブルを防ぎつつ美肌を目指せます。

先行乳液と通常のスキンケアとの比較

化粧水先行と乳液先行、それぞれの良い点

従来の化粧水先行(洗顔後すぐ化粧水)のメリットは、肌にまず水分を補給できる点です。洗顔後の乾燥をいち早く防ぎ、水分たっぷりの状態にしてから油分でフタをするのが基本的な考え方です。

一方、乳液先行のメリットは前述の通り、肌を柔軟にして化粧水の浸透を高められることです。特に乾燥肌や肌が硬くごわつきがちな人にとっては、乳液先行によって後からの水分補給の効率が上がる利点があります。

逆に皮脂量の多い方であれば、化粧水先行で十分に水分を入れたあと軽めの乳液を使うほうがベタつかず快適にスキンケアできるかもしれません。どちらが良いかは肌質や季節によって変わるため、自分の肌が心地よい方法を選ぶのが一番です。

導入美容液(ブースター)との違いは?

化粧水の前に使うブースター(導入美容液)は乳液タイプだけではありません。オイルタイプや美容液タイプのブースターも各種販売されています。たとえば、無印良品の導入化粧液(ブースターエッセンス)やSK-IIのフェイシャルトリートメントエッセンスのように、さらっとした液体タイプの導入美容液も人気です。

先行乳液は油分を与えて柔軟にするアプローチですが、オイル系ブースターなら皮脂に近いオイルで同様に肌をほぐすことができますし、水溶性の導入美容液なら美容成分や保湿成分で肌を潤してから化粧水に繋げることができます。

要は、洗顔直後に何らかのアイテムで肌のコンディションを整えるのがブースターの目的なので、自分に合ったテクスチャーのものを選べばOKです。乳液先行が苦手な方は、代わりに導入美容液を使ったり、化粧水に美容液をプラスするなどの方法でも十分対応できます。

Amazonで買えるおすすめ先行乳液と口コミ評価(デメリットも紹介)

アルビオン エクサージュ モイスト アドバンス ミルク III

先行乳液といえば真っ先に名前が挙がるのが、アルビオンの乳液です。アルビオンは洗顔後すぐ乳液をつける独自のスキンケアを提唱しており、そのエクサージュシリーズの乳液は多くのコスメファンから支持されています。中でも「エクサージュ モイスト アドバンス ミルク III」はしっとりタイプで、乾燥肌向けの先行乳液です。200g入りで公式価格は約5,500円(税込)と高価ですが、夜だけ使うなど工夫しながら愛用している方も多いようです。

Amazonのレビューでも平均評価は高く、「洗顔後に使うと肌がもっちり柔らかくなる」「ベタつかないのにしっとりして好き」といった声が見られます。一方で「値段が高い」「ライン使いするとお金がかかる」といった声や、乳液後に化粧水をつける手間を煩わしく感じる意見もあります。とはいえ、「先行乳液といえばアルビオン」と言われるほど人気と信頼の厚い定番アイテムです。

コスメデコルテ リフトディメンション プランプ ファーム エマルジョン

コスメデコルテの先行乳液、「リフトディメンション プランプ ファーム エマルジョン」はエイジングケアを意識した高機能乳液です。公式価格は200mLで7,700円とアルビオン以上に高額ですが、40代以上の大人の肌にハリと潤いを与えてくれると評判です。実際の口コミでも、「ぷるっとハリ感のある肌になった」「肌がなめらかになり、しっとりする」「ベタつきがなく使い心地が良い」と高評価が目立ちます。

一方でデメリットとして、「香りが好みが分かれる」「即効性は感じない」「価格が高いのでリピートしづらい」といった声も聞かれます。高級ラインだけに継続使用にはコストがかかりますが、その分贅沢な保湿感やエイジングケア効果を期待できるアイテムと言えるでしょう。

ロート製薬 ケアセラ AP 高保湿先行バリア乳液

プチプラで試しやすい先行乳液として注目なのが、ロート製薬の「ケアセラ AP 高保湿先行バリア乳液」です。セラミドを8種配合し、洗顔後すぐの肌をうるおいでほぐして柔らげる高保湿タイプの導入乳液で、130mL入りで1,500~1,700円前後と手頃な価格で購入できます。皮膚科医の友利新さんがおすすめしたことでも話題になり、発売直後からSNSでも注目されています。無香料で低刺激処方のため、敏感肌でも使いやすい先行乳液として人気です。

口コミを見ても、「とてもみずみずしいテクスチャーで伸びが良い」「さらっと馴染むのにしっとり感がある」「先に乳液をつけても化粧水が普段通り浸透して肌がふっくらした」と評価されています。ワセリンを高圧乳化技術でナノ化して配合しており、ベタつきにくいのにしっかり保湿できる点が魅力です。高価な先行乳液はハードルが高い…という方でも試しやすく、「先行乳液デビュー」にもぴったりでしょう。

先行乳液 デメリットまとめ:自分の肌に合ったスキンケアを

先行乳液には化粧水の浸透を助けるといったメリットがある一方で、肌質によってはベタつきや刺激などデメリットもあり得ます。大事なのは、自分の肌に合うかどうかを見極めることです。使ってみて調子が良ければ取り入れれば良いし、合わなければ無理に続ける必要はありません。スキンケアは人それぞれですから、先行乳液という選択肢も「合う人には効果的だけど、合わない人には不要」くらいに気楽に考えてOKです。

本記事で挙げたメリット・デメリットや口コミを参考に、ぜひご自身の肌質やお悩みに合ったスキンケアを見つけてくださいね。先行乳液があなたのスキンケアの味方になるかどうか、試してみる価値はあるでしょう。

  • 先行乳液は洗顔直後に乳液を使用するスキンケア手法である
  • 従来は化粧水後に乳液を使用する手法である
  • 乳液の油分が肌を柔らかくして化粧水の浸透を促進する
  • 乾燥肌には先行乳液の効果が期待できる
  • 脂性肌は油分過多によりトラブルの恐れがある
  • 敏感肌は成分による刺激を受けやすい
  • 先行乳液の導入でスキンケア工程が増加する
  • 先行乳液の使用によりコストが上昇する
  • 乳液先行型は肌の潤いを高めるメリットがある
  • 化粧水先行型は水分補給を優先する従来の方法である
  • 導入美容液は先行乳液と類似の役割を果たす
  • 自分の肌質に合ったスキンケア選択が重要である
  • 状態に応じて先行乳液の使用を見直す柔軟性が求められる
  • アルビオンの乳液は先行乳液の代表的な製品である
  • ロート製薬の先行乳液は低刺激かつプチプラな選択肢である
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この記事を書いた人

年齢とともに変わる肌の悩みを実感し、スキンケアの勉強をスタート。
仕事や育児、家事に忙しい世代でも「簡単に続けられるスキンケア」を追求。
忙しい毎日でも、ちょっとした工夫で「美肌スイッチ」をONにできる!

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