メイク前のスキンケアをした後、肌がベタベタして悩んでいませんか?せっかく保湿したのに肌表面がテカテカに光っていたら、その後のメイクものりにくく困ってしまいますよね。
先に結論をお伝えすると、朝のスキンケアがベタつく主な原因は油分のつけすぎやお肌に合わない化粧品によるものです。ですが適量を守ったケアと、自分の肌質に合った軽い使用感のアイテムを選べば、ベタつきは防ぐことができます。また、スキンケア後にティッシュオフしたり、皮脂を抑える下地を活用すれば、メイク前でもサラサラな肌を保てます。
この記事では、メイク前のスキンケアがベタベタする原因と、そのベタつきを抑える対策方法を詳しく解説します。朝のスキンケアを見直して、一日中快適なサラサラ肌でメイクを楽しみましょう!
- メイク前のスキンケアがベタつく主な原因
- ベタつきを防ぐための正しいスキンケア方法
- 肌質に合ったスキンケアアイテムの選び方
- Amazonで購入できるおすすめのスキンケア商品
メイク前のスキンケアがベタベタする原因
まずは、メイク前のスキンケアで肌がベタついてしまう考えられる原因を確認しましょう。
スキンケアの油分が多すぎる

まず考えられる原因は、スキンケアで与える油分が多すぎることです。スキンケア後に顔全体がテカテカ光っていたり、指で触るとヌルっと滑るようなら、それは油分をつけすぎて肌になじんでいないサインです。
乳液やクリームなど油分を含む保湿剤をたっぷり塗りすぎると、肌が必要以上の油膜で覆われてベタベタした状態になってしまいます。特に夜用のリッチなクリームを朝も同じように使っていると、日中には油分過多になることが多いです。
簡単なチェック方法として、スキンケア後に顔にティッシュを軽く当ててみましょう。すぐにピタッと貼り付いて離れない場合は、油分が余ってベタついている証拠です。
保湿のために油分も大切ですが、過剰なら肌表面に残ってメイク崩れの原因にもつながります。朝は油分多めのアイテムを控え、軽めの乳液を薄く伸ばす程度に留めることで、過剰なベタつきを防げます。また、フェイスオイルやオイルリッチな美容液を朝に使うと、その後にファンデーションがよれてしまいやすいので注意が必要です。
化粧品の成分が肌に合っていない
使っているスキンケア化粧品自体が肌質に合っていない場合も、ベタつきの原因になります。
自分の肌に必要以上の油分や保湿成分を含むアイテムを使うとうまく浸透せず、肌表面に残ってしまうのです。例えば、脂性肌の方が乾燥肌向けのリッチなクリームを使えば、油分過多で肌にのりきらずテカテカになってしまいます。逆に、敏感肌でアルコールなど刺激の強い成分が入った化粧水を使うと、肌がびっくりして皮脂を余計に分泌し、ベタつくことも。
また、化粧品によっては肌に膜を張る成分(シリコンなど)が含まれており、人によってはそれがヌルつきを感じる原因になるケースもあります。脂性肌なら「ノンオイル処方」のジェルに切り替える、乾燥肌ならアルコールフリーの低刺激タイプにする、といったように成分表示をチェックしてみるのも有効です。
日々スキンケア後にベタつきが気になる場合は、一度使っている化粧品が自分の肌状態に合っているか見直してみましょう。
肌の水分バランスが崩れている

肌そのものの水分と油分のバランスが乱れていることも、ベタつきの大きな原因です。肌が内側は乾燥しているのに表面は脂っぽい状態を「インナードライ肌」と呼びますが、この状態だと表面の皮脂が過剰になり、触るとベタベタしてしまいます。
実は日本人にはこのインナードライ肌の方が非常に多いと言われています。一見皮脂でうるおっているように見えても、肌の内部はカラカラに乾いている状態です。
そのため「自分はオイリー肌だから」と化粧水だけで済ませたり保湿を控えてしまうと、ますます水分不足で皮脂が増える悪循環に陥ります。例えば洗顔後に十分に保湿されていないと、肌は乾燥から身を守るため皮脂をどんどん分泌します。
その結果、Tゾーンがテカりやすくなったり、化粧崩れの元になる皮脂過多状態を招いてしまうのです。皮脂が多いからと保湿を怠ると、さらにインナードライが進んで悪循環になります。肌内部の水分が満たされていることが、表面の余分な皮脂分泌を抑えるカギです。
季節や環境の影響
季節や周囲の環境によっても、スキンケア後の肌状態は変化します。一般に、夏場は冬場と比べて皮脂分泌量が1.5倍以上になるとも言われています。気温が高いとそれだけ皮脂や汗も出やすくなるため、同じスキンケアでも肌がベタつきやすくなります。
湿度が高い梅雨時などは、肌表面の水分が蒸発しにくく、いつまでも肌がしっとりを通り越してベタっと感じることもあるでしょう。
一方、冬場は空気が乾燥しますが、その反動で肌が乾燥を防ごうと皮脂を多めに出したり、乾燥対策に塗ったクリームが重めで朝まで残ってベタつくケースもあります。
また、スキンケアをする場所が蒸し暑かったり風通しが悪い環境だと、肌がクールダウンせずに汗ばんでベタベタが続いてしまうことも。季節や環境に応じてスキンケアの内容や使う量を調節しないと、「昨日と同じケアをしたのになぜか今日はベタベタ…」という事態になりかねません。
過剰なスキンケアが逆効果になることも
スキンケアは丁寧にやりすぎても、かえって逆効果になる場合があります。
美容液も乳液もクリームもと何種類も重ねれば、その分肌に成分が留まりやすく、全てをしっかり浸透させるのは難しくなります。結果として肌表面に余分な油分や保湿成分が残り、ベタつきやメイク崩れを招いてしまうのです。
特に朝は時間もない中で急いで重ね塗りすると、一つひとつが肌に馴染む前に次の層を重ねてしまい、混ざり合ってヌルつきの原因になりがちです。
また、夜のうちにしっかり保湿しようとクリームを何度も塗り足すような過剰ケアも、翌朝のベタつきにつながります。
さらに、洗顔を何度も行ったり毎日のようにピーリングをしたりするのも要注意です。肌のバリア機能が乱れてインナードライを招き、皮脂が過剰に出やすくなってベタつく一因になります。
「スキンケアは種類も量もたくさんやれば良い」というものではありません。肌が吸収できる適量がありますから、自分に必要な最小限のケアで十分な場合も多いのです。
メイク前のスキンケアをベタつかせないための対策
原因が分かったところで、次はベタつきを防ぐための具体的な対策を見ていきましょう。
適量を守るスキンケア方法

まずは基本ですが、スキンケアは適量を守ってつけすぎないことが大切です。化粧水も乳液も、つければつけるほど良いわけではありません。
一般的な目安として、化粧水は500円玉大、乳液は1~2プッシュ(またはパール粒2つ分)程度が適量とされています。それ以上つけても肌に浸透しきれず、余分な分がベタつきとして残ってしまいます。
特に化粧水は、一度に大量に塗るよりも、少量を手に取って何回かに分けて重ね付けする方が肌になじみやすく効果的です。乳液やクリームも、顔全体に薄く伸ばせる分量を守りましょう。
また、各ステップの間に少し時間を置いて、肌にしっかり浸透させることもポイントです。スキンケアが終わったら、すぐにメイクせず5分ほど置いて肌表面のべたつきがおさまるのを待つのがおすすめです。
忙しい朝でも、その間に髪を整えたり着替えたりすればOKです。どうしても急ぐ場合は、顔にティッシュを優しく押し当てて余分な油分をオフしておきましょう。ティッシュオフすることで、表面のベタつきを抑えてからメイクに移れます。
なお、皮脂が気になるからといって化粧水だけで済ませるのはNGです。適量の乳液かジェルで必ず水分を閉じ込めるケアは行いましょう。保湿を省くとインナードライを招き、かえって皮脂が増えてしまいます。
ベタつきを防ぐおすすめの化粧水&乳液
朝のスキンケアで使用する化粧水や乳液は、できるだけベタつきを感じにくいタイプのものを選びましょう。
ベタつきが気になる場合、「さっぱりタイプ」や「オイルフリー」と表示されたアイテムがおすすめです。化粧水ならとろみの少ないサラサラした使用感のものが◎。
乳液も、水分多めで油分控えめのライトなものを選ぶと、肌に馴染んだ後サラッとした仕上がりになります。例えば、ナチュリエのハトムギ化粧水のようなみずみずしい化粧水は何度重ねてもベタつかず朝の保湿に最適です。
また、乳液の代わりにキュレル 皮脂トラブルケア保湿ジェルのような油分を抑えたジェルを使えば、潤いを与えながらテカリを防止できます。
逆に、夜寝る前にはしっとりタイプでしっかり保湿し、朝はさっぱりタイプに切り替えるなど、同じシリーズでも使い分けるのも手です。たとえばオルビスなどオイルカット処方のシリーズには、さっぱりタイプとしっとりタイプがラインナップされているので、自分の肌状態に合わせて朝晩で調節すると良いでしょう。
要は、朝のスキンケアでは「つけた直後に肌表面がすぐサラサラになる」くらいの軽い仕上がりを目指すことがポイントです。潤いは感じつつも決して油膜が残らない、自分に合ったアイテムを探してみてください。
ベタつきにくいメイク前の美容液・下地
朝に美容液を使う場合は、その質感にも注意が必要です。とろみが強かったりオイル成分の多い美容液は朝には不向きです。ビタミンCや保湿系の美容液でも、ジェルや水のような軽いテクスチャーでべたつかない製品を選ぶようにしましょう。もし塗った後ベタつきを感じる美容液は、無理に朝使わず夜のケアに回すのがおすすめです。
そしてメイク前には化粧下地(プライマー)を上手に活用しましょう。下地はスキンケアとファンデーションをつなぐ役割があり、皮脂やベタつきを抑えてくれるものが多くあります。特に皮脂コントロール効果のある下地を使えば、朝のスキンケアで多少潤いを与えても、その後のテカリを長時間防ぐことが可能です。
例えば、ソフィーナ プリマヴィスタ 皮脂くずれ防止 化粧下地はテカリや化粧崩れを防ぐ定番の下地です。肌に薄く伸ばすとさらっとマットな質感になり、ファンデーションの持ちが格段に良くなります。プチプラではセザンヌ 皮脂テカリ防止下地も人気で、価格が手頃ながら余分な皮脂を抑えてメイクの崩れを防いでくれます。
他にも、毛穴をぼかすシリコン系のプライマーや、保湿しながら皮脂だけ吸着する下地など様々な製品があります。自分の肌質や季節に合わせて、ベースメイクの一環として下地でベタつきを調整すると良いでしょう。どうしても下地を使いたくない場合は、ファンデーションの前にフェイスパウダーを軽くはたいておくといった工夫でも、テカリを抑える効果があります。
肌質別のスキンケア選び
肌質によって適したスキンケアは異なります。最後に、肌タイプ別にベタつかせないスキンケア選びのポイントをまとめました。
肌質 | スキンケア選びのポイント |
---|---|
乾燥肌 | インナードライになりやすく、実は皮脂不足が原因でベタつくことも。水分・油分をバランスよく補給できる高保湿タイプの化粧水や乳液を。セラミド配合など浸透力が高いものがおすすめ。朝は油分少なめのクリームで軽めに仕上げて。 |
脂性肌 | 皮脂分泌が盛んな肌質。過剰な油分ケアは禁物。オイルフリー処方やさっぱりタイプの化粧水・乳液で必要最低限の水分補給を。ベタつくからと保湿を省かず、ジェルなどで軽く潤すのが◎。皮脂吸着パウダー配合の下地を使うのも効果的。 |
混合肌 | 額や鼻は脂っぽいのに頬はカサつくなど部分差が大きい肌質。部位ごとにケアを調節しましょう。Tゾーンには乳液はごく薄く、Uゾーンには重ねて塗るなど工夫を。オイリー部分向けと乾燥部分向けでアイテムを分けて使うのもおすすめ。 |
敏感肌 | 刺激を感じやすく、合わない化粧品だとベタつきや赤みを招くことも。低刺激・無香料のシンプルな処方で、肌に優しい化粧水と乳液を。必要最低限のアイテムで負担をかけないケアを心がけて。アルコールフリーやアレルギーテスト済表示も目安に。 |
Amazonで購入できるおすすめ商品と口コミ
メイク前のベタつきを防ぐ頼もしいアイテムを、Amazonで手軽に入手できるものからピックアップしました。実際の口コミでの評価も参考に、使い心地をご紹介します。
ナチュリエ ハトムギ化粧水(化粧水) – プチプラながら驚くほど人気の高い大容量化粧水です。さらっとした水のような使い心地で、肌にぐんぐん浸透していきます。「何度重ねてもベタつかない」「さっぱりして夏にぴったり」と口コミでも評判で、コットンパックなどに使っても肌がもたつきません。ベタつきが苦手な方に特におすすめできるさっぱり系化粧水です。
キュレル 皮脂トラブルケア 保湿ジェル(乳液) – 脂性肌・ニキビ肌向けに作られた薬用保湿ジェルです。油分ゼロ処方で、水分と消炎成分を与えてくれるため、仕上がりはとてもライト。実際に「夏でもちゃんと保湿できるのにベタつかない」「テカリが減った」といった声が多く、朝の乳液代わりに使う人も。ジェルがスッと馴染んで肌表面はサラサラになるので、その後のメイクものりやすいと好評です。
ソフィーナ プリマヴィスタ 皮脂くずれ防止 化粧下地 – 朝の仕上げに塗るだけで皮脂によるメイク崩れを防いでくれる有名下地です。Amazonのレビューでも「これを使うと午後までおでこがテカらない」「ファンデーションの持ちが全然違う!」と高く評価されています。汗や皮脂に強く、特に春夏の強い味方。化粧崩れに悩む人の定番とも言えるロングセラー商品で、一度使うと手放せないとの声も多数です。
ミノン アミノモイスト モイストチャージ ミルク(乳液) – 乾燥肌・敏感肌向けの高保湿乳液ですが、ベタつきにくさでも定評があります。コクのあるテクスチャーながら「塗って数分で肌になじみ、ベタベタしない」と朝のスキンケアに使う人も多いアイテムです。肌に優しい弱酸性で低刺激処方のため、敏感肌でも使いやすく、潤うのに表面はしっとりサラサラに仕上がると口コミで人気です。
朝のスキンケアがベタベタしてしまう悩みは、ちょっとした工夫と適切なアイテム選びで解消できます。肌質に合った軽い使用感のスキンケアに切り替え、適量と手順を見直すことで、メイク前でも快適なサラサラ肌を手に入れましょう。今日からぜひ実践して、メイク映えするお肌をキープしてくださいね。
総括:メイク前のスキンケアでベタベタする
この記事のまとめです。
- メイク前のスキンケアがベタつく原因を解説
- 油分のつけすぎがベタつきの主な要因
- 化粧品の成分が肌に合わないとベタつくことがある
- インナードライ肌は皮脂過多になりやすい
- 季節や環境によってスキンケアの適量が変わる
- 過剰なスキンケアは逆効果になる場合がある
- 朝のスキンケアは適量を守ることが重要
- 化粧水はさっぱりタイプを選ぶとベタつきにくい
- 乳液やジェルは軽いテクスチャーが朝向き
- ベタつき防止にはティッシュオフが効果的
- 皮脂を抑える化粧下地を活用すると良い
- 肌質に合ったスキンケア選びがベタつきを防ぐ
- Amazonで購入できるおすすめアイテムを紹介
- 乾燥肌・脂性肌・混合肌向けの対策を解説
- 正しいスキンケアでメイク崩れを防げる