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乳液をやめたらニキビが治った!?その理由と正しいスキンケア方法

「乳液をやめたらニキビが治った」という経験談を耳にしたことはありませんか?

スキンケアに悩む多くの人が、このフレーズに興味を持っています。実際、乳液を使うのをやめた途端に肌の調子が良くなり、ニキビが減ったという声がSNSやブログで見られます。

しかし、本当に乳液をやめるだけでニキビが治るのでしょうか?それはすべての人に当てはまる話ではなく、肌質やケアの方法によって結果は異なります。

本記事では、「乳液をやめたらニキビが治った」と感じる背景にはどのような理由があるのか、特にどのような肌質の人に当てはまるケースが多いのかを解説します。

さらに、乳液を使わない場合の正しいスキンケア方法や、実践する際の注意点についても詳しく紹介します。

ニキビに悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。

この記事のポイント
  • 乳液がニキビに与える影響とその理由
  • 脂性肌や混合肌に合わせたスキンケアの違い
  • 乳液をやめた場合の適切な保湿方法
  • 乳液をやめる際の注意点と自分に合ったケアの見極め方
目次

乳液をやめたらニキビが治ったのはなぜ?肌質との関係を解説

乳液をやめたらニキビが減るって本当?

乳液をやめたらニキビが減るって本当?

最近、「乳液をやめたらニキビが治った」と感じている人が増えていると言われます。

本当にそんなことがあるの?と疑問に思うかもしれません。実際、SNSや美容系のブログなどで、乳液を使うのをやめた途端にニキビの改善を実感したという体験談が複数見受けられます。

例えば、脂性肌で悩んでいた人が「試しに1ヶ月乳液を使わないでみたら、肌のベタつきが減って新しいニキビができにくくなった」と報告しているケースもあります。スキンケアを見直す過程で、「もしかして乳液が原因かも?」と考え、思い切って使用を中止する人も少なくありません。

特に、脂性肌(オイリー肌)やニキビができやすい肌質の人から、このような報告が多いようです。一方で、乳液をやめても全員のニキビが劇的に良くなるわけではありません。

肌質や現在のスキンケア方法によって結果は様々です。「乳液をやめれば必ずニキビが治る」という魔法のような話ではなく、自分の肌に合ったケアを見直した結果として、乳液を減らしたことでニキビが減ったケースがある、というのが実情でしょう。

乳液がニキビに与える影響とは

そもそも乳液とは、水分と油分がバランスよく配合された保湿剤です。洗顔後の肌にうるおいを与え、その水分が逃げないように油分の膜でフタをする役割があります。

しかし、この「油分の膜」がニキビ肌にとっては諸刃の剣になることがあります。肌がすでに皮脂で十分しっとりしている場合、乳液の油分をさらに重ねることで毛穴が詰まりやすくなり、結果としてニキビができやすくなる可能性があるのです。

特に、こってりとしたテクスチャーの乳液や油分の多いクリームをニキビができやすい箇所に塗ると、皮脂と混ざり合って毛穴に蓋をしてしまい、白ニキビや黒ニキビの原因(いわゆるコメド)を作ってしまうことがあります。

一方で、乳液自体が悪者というわけではありません。肌にとって適切な保湿は本来、バリア機能を整えニキビの炎症を和らげる助けにもなります。

ただ、ニキビに悩む人の場合、「保湿しなきゃ」と思うあまり自分の肌に合わない油分リッチな乳液を使ってしまうケースがあります。必要以上の油分はニキビ肌には負担となり逆効果です。

要は、乳液がニキビに与える影響は、その使い方や肌質次第なのです。自分の肌状態に合わない乳液を使えば悪影響が出ることもありますが、合うものを適切に使えば問題ない場合もあります。

脂性肌の人は乳液が不要な場合も

脂性肌の人は乳液が不要な場合も

自分は肌がベタつきやすく、常にテカっているという脂性肌タイプの人は、実は乳液を使わなくても問題ない場合があります。脂性肌では皮脂の分泌が盛んなため、肌表面に自然な油分の膜ができており、水分が蒸発しにくい状態です。

簡単に言えば、自前の皮脂が天然の保湿膜の役割を果たしているのです。そのため、洗顔後に化粧水で水分補給をするだけでも、肌が極端に乾燥することなく過ごせるケースがあります。

無理に乳液で油分を追加しなくても、皮脂が勝手にうるおいをキープしてくれるのですね。

皮膚科医の中には「乾燥を感じない脂性肌であれば、乳液は必ずしも使わなくても良い」と指摘する専門家もいます。

実際、朝起きたときや日中に顔がテカテカになりがちな人は、すでに油分が十分足りている証拠です。このようなタイプの肌に、さらに乳液を足すと油分過多となり、ニキビや吹き出物が発生しやすくなることがあります。

もし自分が純粋な脂性肌で、乳液をつけると逆にベタつきやすかったりニキビが増えると感じているなら、一度乳液を省いてみる価値があるでしょう。ただし、自分の肌が本当に乳液不要の脂性肌なのか、後述する混合肌(部分的に乾燥する肌)ではないかを見極めることも大切です。

混合肌やインナードライの場合はどうなる?

一方、自分はオイリー肌だと思っていたけれど、実際には頬など一部が乾燥する「混合肌」だったり、肌内部が水分不足で皮脂だけ多く出ている「インナードライ肌」であるケースも少なくありません。このような肌質の場合、単純に乳液をやめるだけでは逆効果になってしまうことがあります。

混合肌の場合、Tゾーン(額や鼻まわり)は脂っぽいのにUゾーン(頬や口周り)はカサつく、といったアンバランスが特徴です。もし乳液を完全にやめてしまうと、乾燥しやすい部分がさらに乾燥してしまい、かえって肌荒れやニキビを招く恐れがあります。

こうした場合は、顔全体にこってりと乳液を塗るのではなく、乾燥する部分にだけ薄く塗る、あるいは油分の少ないジェルや軽めの乳液を使うといった調整が必要です。

また、インナードライ肌(肌表面は脂っぽいのに内部は水分不足の状態)の人が乳液をやめると、一時的に肌がつっぱり乾燥した感覚になるかもしれません。肌は不足した水分を補おうとしてさらに皮脂を分泌し、結果的にテカリやすくニキビも改善しない、という悪循環に陥る可能性もあります。

ですから、自分の肌に乾燥部分があると感じる場合や、洗顔後につっぱり感がある場合は、完全に乳液を断つのではなく、自分の肌状態に合わせて量や頻度を調整する方が良いでしょう。要するに、混合肌やインナードライ肌の方は、「全く保湿しない」のではなく「適切に保湿する」ことがニキビケアでも重要なのです。

乳液をやめることのメリット・デメリット

乳液をやめることのメリット・デメリット

ここまで述べたように、乳液をやめることには良い面もあれば注意すべき面もあります。まずメリットとして考えられるのは、肌に余分な油分を与えないことで毛穴の詰まりを減らし、ニキビの発生リスクを下げられる点です。

特に油分過多になりがちな肌質の人にとっては、乳液を省くことで肌表面のベタつきが軽減し、一日中さらっとした感触が続くでしょう。

また、お手入れの手順がシンプルになるため、スキンケアにかかる時間やコストを節約できるのも嬉しいポイントです。実際に「乳液を使わなくなったら肌が楽になった」「スキンケアが時短できてストレスが減った」という声もあります。

一方、デメリットや気を付けるべき点としては、肌の乾燥リスクが挙げられます。もともと乾燥しやすい人や、季節によって乾燥が気になる時期には、乳液をやめることで必要な保湿まで不足してしまい、肌荒れやつっぱり感を招くかもしれません。

また、乳液をやめた直後は肌が環境の変化に慣れず、一時的にカサつきを感じることもあります。さらに、乳液を使わない代わりに他の保湿ケアを何もしていないと、長期的にはバリア機能が低下し、外部刺激に弱くなる可能性も否定できません。

つまり、乳液をやめる場合でも自分の肌の状態を注意深く観察し、必要に応じて他の方法で保湿することが大切です。メリット・デメリットを理解した上で、自分の肌にとってプラスになる選択かどうかを見極めるようにしましょう。

乳液をやめたらニキビが治った人のスキンケア方法と注意点

乳液をやめる代わりにどう保湿する?

乳液をやめると決めた場合でも、「保湿自体をやめてしまう」のはおすすめできません。肌にとって水分補給はやはり重要だからです。では乳液を使わない代わりに、どのように肌をうるおせば良いのでしょうか。

基本的には、洗顔後の保湿ステップとして化粧水をしっかり活用しましょう。化粧水は水分を肌に与える役割があるので、乳液を使わない場合は特に念入りに化粧水で潤いを補給します。

コットンではなく手のひらで優しく包み込むように押さえながら、肌に浸透させると効果的です。化粧水を2~3回に分けて重ね付け(いわゆる「ハンドプレス」)することで、肌がひたひたに潤う感じを得られるでしょう。

さらに、必要に応じて美容液や保湿ジェルなど油分の少ないアイテムを取り入れるのも良い方法です。例えば、ヒアルロン酸やセラミド配合の美容液は、乳液ほど油分が多くなくても肌の水分保持を助けてくれます。

オイルフリーのジェルクリームであれば、ベタつきを抑えつつ潤いを閉じ込めることができます。このように、乳液を省いても他の形でしっかりと保湿ケアを行うことが、ニキビを悪化させないためのポイントです。

乳液なしのシンプルなスキンケア例

乳液なしのシンプルなスキンケア例

実際に乳液を使わない場合、どのようなスキンケア手順になるのか、朝夜それぞれの一例を紹介します。ポイントは「与えすぎず、奪いすぎない」ケアを心がけることです。

朝のケア: 朝は寝ている間に分泌された皮脂や汗を落とすために、肌に優しい洗顔料で軽く洗顔します(皮脂が多い人でもゴシゴシ洗いすぎないよう注意しましょう)。

洗顔後は、乳液の代わりに前述したように化粧水をたっぷりと肌になじませます。必要であれば油分の少ない美容液やジェルで追加の保湿をしますが、基本的には化粧水だけでもOKです。最後に日焼け止めを忘れずに塗ってください。日中の紫外線から肌を守ることは、ニキビ跡や肌荒れを防ぐためにも重要です。

夜のケア: 夜はメイクをしている場合はクレンジングで丁寧にメイクを落とし、その後に洗顔料で汗や汚れを落とします。このときも洗浄力の強すぎないものを選び、洗顔後はすぐに化粧水で水分を補給しましょう。化粧水は朝と同様にたっぷりと。ニキビ治療薬(塗り薬)を使っている場合は、このタイミングで塗布します。

基本的に乳液やクリームは使いませんが、もし洗顔後に肌が突っ張る感じが強いときは、乾燥が気になる部分にだけ薄くジェルや軽めのクリームを塗っても構いません。必要最小限のアイテムでケアを完了させることで、肌への負担を減らすことが乳液なしスキンケアのポイントです。

乳液をやめてニキビが治った人の声

では、実際に乳液をやめてみた人たちはどのような変化を感じているのでしょうか。ここでは、ネット上で見られる声をいくつか紹介します。

ある20代の脂性肌の女性は、「思い切って1ヶ月間、乳液を一切やめてみたら、顔のテカリが減って新しいニキビがほとんどできなくなりました」と報告しています。朝起きたときの肌のベタつきが軽減し、日中に鏡を見ても以前ほどテカテカしなくなったそうです。ニキビが治まっていくにつれてメイクで隠す負担も減り、とても嬉しかったと語っていました。

別の方は、「乳液をやめたおかげでスキンケアの手順が減り、時短になったのが助かりました。ゆっくりお風呂に浸かった後、化粧水だけでお手入れ完了なので楽です。そのうえ肌トラブルも減って一石二鳥でした」という声を上げています。乳液を塗らない分、自分の好きなことに時間を使えるようになり、ストレスが軽減されたことも肌に良かったのかもしれませんね。

ただし、中には「最初は調子が良かったけれど、季節が変わったら乾燥してしまって結局軽めの乳液を使うようになった」という意見や、「乳液をやめても劇的な変化はなかった」という声も見受けられます。効果の感じ方は人それぞれですが、ポジティブな変化を報告する人が多い印象です。

乳液をやめるときの注意点

乳液をやめてみることを実践する際には、いくつか注意しておきたいポイントがあります。まず第一に、自分の肌の状態をこまめに観察することです。

乳液を突然やめたことで、肌がカサついたりつっぱったりしないか、逆に皮脂が増えすぎていないかをチェックしましょう。もし「やっぱり乾燥が気になる」と感じた場合は、無理をせずに部分的に保湿を取り入れてください。

例えば、頬など乾燥する部分にだけ少量の乳液やクリーム(できればノンコメドジェニック処方のもの)を使うのも一つの手です。また、保湿ジェルやオイルフリーのクリームなど、油分控えめでニキビに負担をかけにくいアイテムを活用するのも良いでしょう。

また、季節や環境の変化にも注意が必要です。夏場は湿度も高く皮脂も出やすいので乳液なしでも平気だった肌が、冬の乾燥する時期になると急にカサカサになってしまうこともあります。寒い季節や空気が乾燥する環境では、乳液を使わない代わりに加湿器を利用したり、先述のジェルなどで保湿を補ったりして、肌が乾燥しすぎないよう対策をしましょう。

さらに、ニキビ治療薬(例えば皮膚科で処方される外用薬)を使っている方は、薬の影響で肌が乾燥しやすくなる場合があります。そのようなときに乳液までやめてしまうと、乾燥が強くなりすぎて肌がヒリヒリしたり、治療自体が続けられなくなる可能性があります。治療中の方や敏感肌の方は、自己判断で乳液を完全にやめる前に、医師や薬剤師に相談すると安心です。

最後に、乳液をやめたからといって他のケアを怠らないことも大切です。保湿は化粧水やジェルでしっかり行い、紫外線対策も欠かさずに続けましょう。食生活や睡眠などの基本的な生活習慣も肌に影響しますので、トータルでニキビができにくい状態を目指していくことが大切です。これらの点に注意しつつ、自分の肌と対話しながらケアを調整してください。

自分に合ったケア方法を見つけよう

ここまで、「乳液をやめたらニキビが治った」と感じる理由や、乳液なしでのスキンケア方法、注意点について解説してきました。最終的に大切なのは、自分の肌に合ったケア方法を見つけることです。乳液をやめるという選択肢は、その一例に過ぎません。確かに、脂性肌の人などには効果的な場合がありますが、すべての人に当てはまる万能策ではありません。

スキンケアは人それぞれで、ニキビの原因も個々に異なります。ある人には乳液を減らすことが奏功しても、別の人には十分な保湿をしてあげることがニキビ改善の鍵になるかもしれません。「乳液を使うべきか使わないべきか」に正解が一つということはなく、自分の肌の声を聞きながらベストな方法を探っていく姿勢が大切です。

もし乳液をやめてみて肌の調子が良くなるなら、それはあなたの肌に合った方法と言えるでしょうし、逆に調子が悪くなるようなら従来通り適切な乳液を使うケアに戻せば良いのです。焦らずに試行錯誤しながら、自分にピッタリのニキビ対策を見つけてくださいね。必要であれば皮膚科医に相談しながら進めると、より安心です。

以上、乳液をやめることとニキビ改善の関係についてお伝えしました。自分の肌質や季節の状況に応じて、ベストなスキンケアを見つけるヒントになれば幸いです。

乳液をやめたらニキビが治ったの総括

この記事のまとめです。

  • 乳液をやめたらニキビが治った体験談が存在する
  • 乳液の役割は保湿と油分補給である
  • ニキビ発生には乳液の油分過多が一因である
  • 脂性肌では乳液を省略するケースがある
  • 混合肌では乳液の使用方法を調整する必要がある
  • 乳液をやめた代替として化粧水の重ね付けが有効である
  • 美容液やジェルクリームの活用が推奨される
  • 洗顔後の保湿手順が重要である
  • スキンケア手順の簡略化による時短効果が期待できる
  • 日中の紫外線対策が必須である
  • 肌質に合った保湿方法を見極めることが大切である
  • 体験者の声が具体的な効果を示している
  • 乳液中止で肌のテカリが改善する場合がある
  • 乳液を完全にやめると乾燥リスクが高まる可能性がある
  • 専門家の意見に基づく注意点が示されている
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この記事を書いた人

年齢とともに変わる肌の悩みを実感し、スキンケアの勉強をスタート。
仕事や育児、家事に忙しい世代でも「簡単に続けられるスキンケア」を追求。
忙しい毎日でも、ちょっとした工夫で「美肌スイッチ」をONにできる!

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